2017年から岡文織物がフォーマルな袋帯のブランドとして「貴瑛」を展開しており、雑誌「美しいキモノ」などでも多数取り上げられ好評を博しておりました。2022年から、西陣織を代表する西陣御召メーカーである秦流舎とのコラボレーションによって帯だけではなく「きもの」と「帯」をはじめきもののトータルコーディネート提案をするブランド「KIEI-貴瑛-」として生まれ変わります。
「KIEI-貴瑛-」ブランドコンセプト
サステナブルな新時代の西陣織で「きもの『も』ある生活」をご提案する
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サステナブルな原料
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土に帰る天然繊維(絹、綿、麻など)や、リサイクル素材など環境に配慮したエシカル材料を主な原料とする
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サステナブルな価格設定
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メーカー直売ならではのリーズナブルな価格設定。最低限のオプションをすべて含めた価格及び価格の明示
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サステナブルなきものの楽しみ
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一度きりでなく何度も着たくなる楽しい商品作り。時代ともに進化するお洒落をきもので表現する
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『KIEI-貴瑛-』コラボ商品として京都府指定の絶滅危惧種をモチーフとしたなごや帯「ルリモンハナバチ」と、DNAのスパイラル構造による継承をテーマとしたきもの「スパイラル文様」を発表させていただきます。
今年で呼称555周年を迎える西陣織は、その華やかさや豪華さ、高級感などで多くの方から日本が世界に誇る伝統工芸品と感じられている一方で、伝統や技術の継承が危惧されています。ルリモンハナバチもその色鮮やかさと希少性から、見ると幸せが訪れる幸せの青いハチと愛される一方で絶滅が危惧されております。
そんなルリモンハナバチを柄とすることで、この愛すべき色鮮やかなハチと西陣織の技術をさらに多くの方に知ってもらおうという意図でコラボブランド第一弾のなごや帯とさせていただきました。
それにあわせるキモノではDNAの二重らせん(スパイラル)をモチーフにして、代をまたがって受け継ぐ「継承」をテーマといたしました。
「西陣織」という名前がつく約千年前から京都の織物文化は発展を遂げ、時代を越えて継承されて今に至ります。
この「ルリモンハナバチ」と「スパイラル文様」のトータルコーディネートで、色鮮やかさや豪華さ、伝統断絶の危機、そして継承という西陣織そのものを表現しております。